第2回 分子ロボティクス年次大会 @東京工業大学(3/14-15, 2019)のお知らせ

第2回分子ロボティクス年次大会

今年度も分子ロボティクスに関する研究発表の場として
第2回分子ロボティクス年次大会を東京工業大学大岡山キャンパスにて開催致します.
分子ロボティクスに関連した研究者,技術者,学生の交流をはかるべく,
口頭発表とポスター発表を募集します.
関係者多数の発表申込と参加をお待ちしています.
発表申込締切は2月15日参加のみの申込締切は2月28日とさせて頂きます.)

■日時: 2019年3月14日(木),15日(金)
■場所: 東京工業大学 大岡山キャンパス ディジタル多目的ホール
(大岡山駅より徒歩3分)東京都目黒区大岡山2丁目12-1
■技術交流会(懇親会):3月14日(木)講演会後,同会場にて
■宿泊: 各自ご手配ください.

■主催: 計測自動制御学会 システム情報部門 知能分子ロボティクス調査研究会(主査 瀧ノ上正浩)
分子ロボティクス研究会(代表 瀧ノ上正浩)
■併催: 科学技術振興機構 分子ロボットELSIプロジェクト(分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創 代表 小長谷明彦)

■基調講演:田口 英樹 先生(東京工業大学 科学技術創成研究院)
併催・分子ロボット倫理シンポジウム

■特別講演:吉澤 剛 先生(Oslo Metropolitan University, Norway)
■特別講演:河原 直人 先生(九州大学 病院ARO次世代医療センター)

■参加登録・発表登録について
こちらのページをご確認ください.

■発表形式:口頭発表またはポスター発表どちらの形式で発表希望かを選択してください.(希望多数の場合は調整させていただきます)
*口頭発表は質疑含んで15分程度を予定(申込件数により変わることがあります).
*ポスターはA0縦長サイズ以内.

■分子ロボティクス若手奨励賞について
学生,および,博士学位取得後10年以内の若手研究者の口頭/ポスター発表を対象(本賞の受賞経験のない方)に,分子ロボティクス若手奨励賞(2名程度)を選考します.奮ってご応募ください.

【基調講演・特別講演要旨】

■基調講演:田口 英樹 先生
講演タイトル:「分子シャペロン研究から「新生鎖の生物学」へ」
タンパク質科学の基本は、生命のセントラルドグマに従って産み出されたポリペプチド鎖がアミノ酸配列によって規定される立体構造を形成(フォールディング)して機能を発揮する、というものである。フォールディングは常に失敗の危険にさらされているので、細胞の中では種々の分子シャペロンが精妙な仕組みでフォールディングを助けている。さらに、アミノ酸配列はフォールディング情報のみならず、自らが産まれてくる翻訳過程を制御して機能を調節する場合があることもわかってきた。本講演では、私たちが進めてきたシャペロンの分子機構や翻訳途上の新生ポリペプチド鎖(新生鎖)の生物学を紹介し、分子ロボティクスの研究者と議論を交わしたい。

■分子ロボット倫理シンポジウム・特別講演:吉澤 剛 先生
講演タイトル:「分子ロボティクスのモビリティと公共性」
今世紀に入り、テクノロジーアセスメントはイノベーションや倫理という社会的・政策的要請に十分応えられていないという批判を受け、先進国の財政難とグローバル経済の激化にあってその制度的な存続が脅かされつづけてきた。一方、科学技術ガバナンスの主体は政府や企業、大学にとどまらず、様々なアクターによって担われるようになり、責任ある研究・イノベーションの名において各主体への責任の適正な分配が求められている。分子ロボットは自律的・可動的・可変的性質があり、幅広い学問分野と応用領域にまたがる。また、一般の想像力を喚起しやすいことから計算論的、メディア的、社会的に多様な表象がなされている。本講演では分子ロボティクスのモビリティを捉え直すことで、新たな公共性の構築に向けた倫理やイノベーションのあり方について議論する。

■分子ロボット倫理シンポジウム・特別講演:河原 直人 先生
講演タイトル:「分子ロボット技術の倫理的視点と議論の方向性」
今般、分子ロボット技術に関する学際的な各種の取組みが本格化している。分子ロボット技術をめぐっては、感覚、知能、運動、構造に係る要素技術を確立させてきたが、それらの連関・統合化、分子レベルの設計原理に基づく自己集合・自己組織化に関する知見もまた、今後、当該分野の倫理的な枠組みを考えていくうえで重要なポイントとなるだろう。
演者はこれまで、合成生物学、ロボット工学、人工知能等の近接分野の倫理に関する議論を参照しつつ、有志らと「分子ロボット技術倫理綱領(第1.0版)」を策定し、上述の事柄をふまえた議論を国内外の研究者らと重ねてきた。当該分野には、従来の方法論ではなし得なかった、新たな物質・情報・生命観に根差したシステムの地平が拓かれることが期待されている。それはまた、責任あるイノベーションを社会に展開させていくための理論的基盤にもなり得るものである。今回は、これまでの経緯から、今後必要と考えられる倫理的な視点、そして、議論の方向性について述べてみたい。

◯第2回分子ロボティクス年次大会
大会実行委員長:瀧ノ上正浩(東京工業大学)
プログラム担当:川野竜司(東京農工大学)
会場担当:小宮健(東京工業大学),藤原慶(慶應義塾大学)
会計担当:堀豊(慶應義塾大学)
若手奨励賞担当:堀豊(慶應義塾大学),川野竜司(東京農工大学)
運営委員:佐藤佑介(東京工業大学)

◯お問い合わせ
実行委員長 瀧ノ上 正浩(東京工業大学 情報理工学院)
事務局 office.molbot2019[at]sci.jpn.org

第1回分子ロボット倫理若手の会 開催いたします

12月14日(金)15:00~17:00

第1回分子ロボット倫理若手の会の初顔合わせを田町CIC 506号室にて開催いたします。

 

 

 

第67回人工知能学会分子生物情報研究会(SIG-MBI)@慶應矢上キャンパス、11月23日(金)が開催されました。

人工知能学会合同研究会(参加費無料、事前登録推奨、当日受付あり)

開催日 11月23日(金)9:20-12:00 15:00-17:00
開催場所 慶應義塾大学矢上キャンパス

主催 人工知能学会分子生物情報(SIG-MBI)研究会
共催 SICE分子ロボティクス研究会

参加登録先  https://www.ai-gakkai.or.jp/sigconf/sigconf2018/registration/

テーマ:分子ロボティクスの医薬応用への可能性を探る

プログラム

9:20-10:00 分子ロボットを”Beyond the Pill”の視点から考える
小長谷明彦 (東京工業大学,情報理工学院)
近年、製薬業界では“Beyond the pill”というコンセプトが”個別化医療”や”AI創薬“と並んで今後の製薬ビジネス展開において重要なキーワードとして認識されつつある。従来型の薬開発では今後、投下資本収益率が低くなるという見通しから、情報通信技術(ICT)を活用したデジタルヘルスケアを含む革新的創薬技術へのパラダイムシフトが模索されている。現在の創薬の問題点の一つはバイオテクノロジー技術によって作られた生物学的製剤のように一部の疾患には有効であるが非常に高価な薬が増えてきていることにある。分子ロボット技術を活用することで様々な状況において適切に判断し、適切な処方をする「スマートな薬」を作ることはできないだろうか?

10:00-10:40 招待講演1:膵島移植・再生療法の現状と展望
野口洋文 (琉球大学大学院医学研究科,再生医学講座)
局所麻酔下にて膵島を注入する「膵島移植」は糖尿病に対する治療法のひとつとして実施されている。日本では2004年に我々のグループが臨床膵島移植を開始し、良好な成績を収めているが、深刻なドナー不足の状況にあり膵島移植の恩恵を受けられる患者はごく限られている。また、インスリン離脱を達成するには複数回移植が必要であり、膵臓移植よりもドナーを多く必要とする点が問題である。そのため、再生医療研究が活発に行われているが、インスリン分泌細胞への分化誘導法が確立されておらず、いまだ研究段階であるのが現状である。本研究会では膵島移植の現状と問題点を示すとともに、最先端の糖尿病治療研究について紹介する。

10:40-11:10 DNAナノテクを用いた細胞モデルの力学的制御
柳澤実穂 (東京農工大学,物理システム工学専攻)
細胞膜モデルとして汎用されるリン脂質膜小胞(リポソーム)は、その高い生体適合性ゆえに、内包した薬剤を輸送する医薬品(ドラッグデリバリーシステム)や化粧品の材料として広く汎用されてきた。しかし、従来の膜のみからなるリポソームは、膜が外部との浸透圧差等によって壊れやすく、中身が漏出しやすいという問題があった。我々は最近、DNAナノテクノロジーにより細胞骨格様の構造を膜へ付与することで力学的に補強し、壊れにくくすることに成功した。本研究会では、DNAナノ構造の付与による細胞モデルの力学的制御法について紹介する。

11:10-11:40 自律性をもった超分子ナノ構造体の創製
池田将 (岐阜大,化学・生命工学科)
分子レベル、ナノスケール、マクロスケールなど各階層における、構造と性質の相関を解明し制御することは、新たな機能を有する材料の設計につながる。我々は、特定の環境に応答する化学反応性人工有機分子部位を生体分子に組み込む精密な分子設計に基づき、生体環境においても自律的に機能制御される新しい超分子ナノ構造体の開発を目指している。本講演では、環境に応答して構造変化するペプチドおよび核酸からなる超分子構造体に関する最近の研究結果を報告する。

11:40-12:00 リポソーム膜に局在可能な機能性DNAオリガミの開発
川又生吹 (東北大学,ロボティクス専攻)
リン脂質の二重膜でできたマイクロサイズの小胞(リポソーム)は薬物キャリアとしての応用が期待されているものの、膜のバリア能が大きいため目的サイズの分子を通過させる人工の孔をあけることは困難である。
本発表では、合理設計された筒状DNAオリガミナノ構造をリポソームに局在化させ、蛍光分子をリポソーム内外へ通過させる技術を紹介する。
さらに特定条件下で薬物を放出するスマートなドラッグデリバリーのモデル系へ発展させるために、分子シグナルに応答して開閉可能な蓋を備えた機能化DNAオリガミの開発に関する最近の研究結果を報告する。

13:20-14:30 【合同企画】優秀賞記念講演(シンポジウムスペース)

15:00-15:20 ベクシル凝集体の形状の数理モデルによる解析
梅田民樹 (神戸大学,海事科学研究科)
水中で脂質が形成する袋状二分子膜をベシクルと呼ぶ。ベシクルは大きさが数十nmから数百mmで,構造や大きさが生体膜と類似していることから生体膜モデルとして注目されているとともに,薬物送達運搬体としての利用など医療面での応用例も報告されている。ベシクルは浸透圧により,また,タンパク質の作用で様々な形状変化を起こすが,その形状は原理的には膜の弾性に基づく数理モデルで説明可能と考えられている.本講演では,近年,応用面でも注目されているベシクルを連結させたベシクル凝集体に着目し,その形状の数理モデルによる解析の試みについて報告する。

15:20-15:40 DNAオリガミ全原子モデルのMDシミュレーション
我妻竜三, 小長谷明彦 (東京工業大学,情報理工学院)
本講演ではドラッグキャリアとして開発応用研究が進められ始めたDNAオリガミの全原子シミュレーションの基礎的な手法を紹介します。DNAオリガミはM13ファージの単鎖DNAに20ー30塩基のステプル配列を混合して生成するナノ構造体であり、様々なキャリア構造が試験されています。こうした構造特性の評価には従来CanDoのように剛体系モデルが使用されてきました。これに対して、われわれの開発した全原子シミュレーションでは溶媒中のイオン環境と実験観察条件に使用されているマイカ基板の存在下における高精度の分子ロボット設計と動特性の予測評価に使用することができるという特徴があります。

15:40-16:00 Experimenting with Molecular Objects in Virtual Reality
Greg Gutmann, 小長谷明彦 (東京工業大学,情報理工学院)
Alongside of the recent efforts by biologists to design molecular machines, we have been developing a virtual reality (VR) system to be used in prototyping new ideas and testing. The motivation comes from the challenges involved with directly viewing and visualizing matter at the nanometer level, and the time required for traditional simulation runs. By using our VR system, we can visualize and interact with the simulated molecular objects as if they were the size of the real-world objects that we interact with daily. In addition, parameters can be tuned live. However, there are some challenges when using physical interactions with soft matter. For example, on interaction it takes time for the users force on the object to propagate across the material. We have been testing solutions such as decreasing the time steps and using alternative methods of propagating the hands forces which will be looked at here.

16:10-16:30 Haptic Interaction for Hand Tracking 3D User Interface
○ Arif Pramudwiatmoko, 小長谷明彦 (東京工業大学,情報理工学院)
Hand tracking 3D user interface provides natural hand interaction with virtual objects in a computer simulation environment. We have implemented haptic rendering facilities into the hand tracking user interface. Small finger clamping and vibrating devices were attached to each finger to provide feedback when the hand touched an object in the simulation. Implemented using three different graphic frameworks, we postulated haptic feedback on molecular objects into vibration frequency, vibration amplitude, and pressure strength parameters. Our implementation has succeeded in providing a nuance to grip molecular objects in an immersive virtual reality environment.

16:30-17:00 量子ナノ材料による移植幹細胞in vivoイメージングと再生医療への貢献
湯川博 (名古屋大学,先端ナノバイオデバイス研究センター)
我々は、量子サイズ効果に基づく非常に優れた光学特性から通信・映像(4K・8Kディスプレイ)分野において既に実用化されている量子ドット(QDs)に注目し、再生医療における移植幹細胞in vivoイメージングに取り組んできた。本手法は、幹細胞や再生細胞を移植する再生医療の数多の領域に応用展開が可能であり、これまで不明であった移植後の幹細胞・再生細胞の生体内動態を明らかにしつつある。本講演では、これまで確立してきた量子ナノ材料によるiPS細胞イメージング技術に加え、最新の成果として、AMEDからの支援による再生医療実現拠点ネットワークプログラム技術開発個別課題の共同研究成果についても紹介したい。

The 2nd International Conference on Molecular Robot Ethics (9th Oct, 2018 )☆参加登録受付開始しました☆

CBI2018年次大会において第2回分子ロボット倫理国際会議(参加費無料)を開催いたしました。多数のご参加ありがとうございました。

 関連サイト: 分子ロボット倫理分子ロボティクス

The 2nd International Conference on Molecular Robot Ethics

Date & Time: 9th Oct. (Tue), 2018 14:00-17:30

Place: Small Conference Room, 5th Floor, Tower-Hall Funabori, Tokyo

Organized by JST HITE projects of Co-creation of Molecular Robot ELSI and Real-time Technology Assessment Research and  Co-Creation and Communication for Real-Time Technology Assessment (CoRTTA) on Information Technology and Molecular Robotics/Supported by SICE Molecular Robotics Research Group

Molecular Robotics, an emerging interdisciplinary research field among robotics, chemistry and biology has attracted interest from the viewpoint of future technologies potentially applicable to intelligent drug delivery system and artificial muscle for cancer therapy and regenerative medicine, to name a few. This conference focuses on the ethics and technology assessment aspects of molecular robotics. The topics of interest includes comparison between molecular robotics and systems biology ethics, molecular robot guideline, responsible research and innovation and dual use issues in emergence technology, but not restricted to.

Program:               

   Moderator: Ryuma Shineha (Seijo University)

14:00-15:30  <Molecular Robotics, ELSI and TA session>

Opening Remarks

Molecular Robotics: Its Concept, Technology and Ethics

 Akihiko Konagaya (Tokyo Institute of Technology)

Molecular robotics enables us to develop molecule-based movable molecular robots with sensors and intelligence. Several molecular robot prototypes including intelligence drug delivery systems and artificial muscles are being developed, so far. Emergence of such molecular robots raises new research issues with regards to ethics and technology assessment. In order to cope with these issues, we firstly announce the Ethical Principles of Molecular Robotics.

Safety engineering by synthetic biology

 Daisuke Kiga (Waseda University)

Emerging technology can pose an increased risk, but at the same time can aid in the development of safety technology. This topic has been discussed within Synthetic biology from its early days. Recently, engineering of genetic code has shown proof of concept in various containment technologies. I would like to introduce discussion in a genome synthesis conference, and to discuss future safety engineering within artificial cell research.

Designing RRI after ELSI: To whom are we responsible?

 Erika Szymanski (The University of Edinburgh, UK)

15:30-16:00  Break

16:00-17:30  < Interdisciplinary Technology Assessment session>

Japanese Perspectives on Molecular Robotics: Formulating Ethical Principles of Molecular Robotics (ver. 1.1)

 Naoto Kawahara (Kyushu University)

In Japan, research and development of molecular robotics has been promoted, taking advantage of an important elemental technology concerning senses, motions and intelligence. More complicated configurations of systems in molecular robotics are conceivable, which will be applied to informatics, engineering, chemistry, biology and medicine in near future. In this context, I examined the related ethical principles, codes, guidelines, etc. with my research colleagues. Then, we formulated the ethical principles of Molecular Robotics (ver. 1.1).

On governing risks of emerging technologies: Exemplary cases and cautionary tales from synthetic biology

 Kenneth Oye (MIT Political Science, USA)

To inform deliberation on prospective responsible innovation in molecular robotics, this talk will turn to analysis of best and worst historical cases.
• First, a look back at past emerging technologies finds that contemporaneous forecasts of beneficial applications and adverse effects failed. Uncertainty over the development, application, diffusion and effects of emerging technologies is pervasive.
• Second, in the presence of pervasive uncertainty, adaptive approaches to risk governance provide a superior alternative to traditional permissive and precautionary approaches, albeit with practical problems in implementation.
Illustrations will be drawn from retrospective studies on the automobile, laser and GPS and from current cases on aircraft, pharmaceuticals and synthetic biology.

Interdisciplinary technology assessment – practice and outlook for responsible molecular robotics

 Stephan Lingner (EA European Academy of Technology and Innovation Assessment, Germany)

The idea of Molecular Robotics is designed as a new technology with the motivation to create new options for e.g. easing human life and supporting health. The current developments are mainly put forward by scientists at the intersection between molecular biology and bioengineering. These disciplines are on one side expected to enable high-level research towards the realisation of molecular robots with ambitious capabilities. On the other side, the mentioned professions are to a large extent blind with respect to the full spectrum of societal consequences of their developments and related applications. Molecular robots needs – as any new development – for broad social acceptability and desirability in order to become a welcomed and marketable innovation. And this is the point where other professions like economics, social sciences and ethics come in to investigate and assess the chances and risks of molecular robots for society. Corresponding isolated reflections, however, dare to lose grounds by ignorance or poor understanding of the complex techno-scientific developments at stake. The reflective assessments should therefore ideally integrate the relevant bio-scientists and engineers into an interdisciplinary effort, instead.
Correspondingly, the EA European Academy developed an efficient framework for the analysis and assessment of new or emerging technologies and their potentials and government for human society. This framework has been successfully practiced since 22 years within more than 45 assessment projects (e.g. on robotics, nanotechnology and synthetic biology) for national ministries and trusts as well as for the European Commission. Basic features of this framework are: coordinated regular experts’ discourses within interdisciplinary working groups, moderate project lifetime (2-3 years), mutual acknowledgement of participating disciplines and related arguments, rational and impartial investigations, joint consent on appraisals and on recommendations for the actor’s level.
The above mentioned assessment framework will be illustrated in more detail and referred to the issue of Molecular Robotics. The talk will conclude with an outlook on possible questions for corresponding interdisciplinary investigations on this issue.

 Closing Remarks

        Hideaki Shiroyama (The University of Tokyo Graduate Schools for Law and Politics, Japan)

 Ethical Principles of Molecular Robotics (ver. 1.1)

分子ロボット技術倫理綱領第1.1版 

 (First Edition, 8th August, 2018)

(2018年3月5日作成)

(2018年8月8日案 改訂)

Preamble

Nowadays, it is an issue of extreme importance to establish an ethical framework with a new view of material, information and life according to a technological development. With ever-increasing progress in creativity and ingenuity of technology, new devices and systems appear continuously. However, there are concerns about the ethical scope of molecular robotics. In Japan, research and development of molecular robotics has been promoted, taking advantage of an important elemental technology concerning senses, motions and intelligence. More complicated configurations of systems in molecular robotics are conceivable, which will be applied to informatics, engineering, chemistry, biology and medicine in the near future. In this context, we formulate the following ethical principles. We also request any person who engages in molecular robotics to comply with these principles.

今般、技術開発の進展に伴い、新しい物質・情報・生命観を想起し、倫理の枠組みを社会の中に確立させていくことは重要な課題といえよう。 モノづくりが進化し、これまでになかったデバイスやシステムが次々と現れる一方、分子ロボット技術の倫理的課題も多岐に及ぶ。わが国の分子ロボット技術は、感覚、運動、知能が重要な要素として捉えられ、それぞれの要素技術を活かした研究開発が進められているところである。将来的に、分子ロボット技術は、より複雑な構成が実現可能になるとともに、情報学、工学、化学、生物学、そして、医学・医療などに応用されることが予想される。このような背景において、私たちは、以下の倫理綱領を定めるとともに、分子ロボット技術に携わるすべての者にその遵守を求めるものである。

Ethical Principles

1.Comprehensive assessment of risks and benefits

▶ Any person who engages in molecular robotics shall make a comprehensive assessment of potential harm for human beings or the environment as well as predicted risks and benefits. Then they shall also take measures to minimize those burdens and risks.

リスク・ベネフィットの総合評価

▶ 分子ロボット技術に携わる者は、その技術の複雑化とともに、人間・環境への負担ならびに予測されるリスク及び利益についての総合的な評価を行うとともに、それらの負担及びリスクを最小化させ得る対策を講じなければならない。

2.Consideration for safety and environment

▶ Any person who engages in molecular robotics shall take containment and safety measures for the environment. This includes ethical responsibility and consideration for future generations.

安全と環境への配慮

▶ 分子ロボット技術に携わる者は、環境への拡散防止のための措置、安全の確保に向けた取組を行う必要がある。これは、将来世代に対する責任と配慮を含む。

3. Paying attention to security and dual-use issues

▶ Any person who engages in molecular robotics shall investigate security measures in consideration of physical, personnel, transport, material, and information aspects. They shall also pay attention to dual-use issues.

セキュリティとデュアルユース問題への留意

▶ 分子ロボット技術に携わる者は、物理的・人的な観点のみならず、輸送や材料管理、情報の観点も考慮したセキュリティ対応を検討するべきである。併せて、デュアルユースに関する問題にも注意を払う必要がある。

4. Ensuring accountability and transparency

▶ Any person who engages in molecular robotics shall ensure accountability and transparency for the public good, making progress of the research and development rooted in social justice.

説明責任と透明性の担保

▶ 分子ロボット技術に携わる者は、社会正義に根ざした研究開発を進展させるにあたり、公共への説明責任と透明性を担保しなければならない。

The above principles will continue to be revised as needed.

以上、この倫理綱領は今後も必要に応じて見直していくものとする。

「分子ロボットは人類にとって敵か味方か?」(2018年10月11日、CBI年次大会ランチョンセミナー、タワーホール船堀、東京)

CBI年次大会で下記のランチョンセミナーを開催します。奮ってご参加ください。《CBI年次大会への参加登録が必要です》

「分子ロボットは人類にとって敵か味方か?」

日時:2018年10月11日(木)12:00~13:30

場所:タワーホール船堀、東京都

     
小長谷明彦(東京工業大学)
河原直人(九州大学)
標葉隆馬(成城大学)
Erika Szymanski (The University of Edinburgh, UK)
Kenneth Oye (MIT Political Science, USA)
Stephan Lingner (EA European Academy of Technology and Innovation Assessment, Germany)

分子ロボットとはDNAナノ技術を活用して運動・感覚・知能を持つ生体素材のロボットを作り出すことを目指す萌芽的学術分野である。この技術が実用化された場合の応用可能性は大きなものがあるが、同時にそれによってもたらされる負の影響も膨大なものとなる可能性がある。このようなジレンマを乗り越えて研究実践を継続するために、我々は倫理分野や社会科学分野の専門家とも協同して、分子ロボット倫理原則の草案を検討してきた。本セミナーでは、分子ロボット技術の現状についてのテクノロジーアセスメントを共有した後、我々の倫理原則草案を発表する。発表された草案をどのように改善するかをめぐって、フロアを交えて活発な議論を行いたい。

The 2nd International Conference on Molecular Robot Ethics(JST分子ロボット倫理国際会議)

<JST分子ロボ倫理国際カンファレンスのお知らせ>
SIG-MRE分子ロボット倫理研究会、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、国立研究開発法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター(HITE)
日時:2018年10月9日(火) 14:00-17:30
場所:タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀4-1-1)参加費無料
*10月11日(木)ランチョンセミナー「分子ロボットは人類にとって敵か味方か?」についてはこちらをご覧ください。

Molecular Robotics, an emerging interdisciplinary research field among robotics, chemistry and biology has attracted interest from the viewpoint of future technologies potentially applicable to intelligent drug delivery system and artificial muscle for cancer therapy and regenerative medicine, to name a few. This conference focuses on the ethics and technology assessment aspects of molecular robotics. The topics of interest includes comparison between molecular robotics and systems biology ethics, molecular robot guideline, responsible research and innovation and dual use issues in emergence technology, but not restricted to.

Program
Moderator: Ryuma Shineha (Seijo University)

14:00-15:30
Opening Remarks
Molecular Robotics: Its Concept, Technology and Ethics
Akihiko Konagaya (Tokyo Institute of Technology)
Safety engineering by synthetic biology
Daisuke Kiga (Waseda University)
Designing RRI after ELSI: To whom are we responsible?
Erika Szymanski (The University of Edinburgh)

15:30-16:00 Break

16:00-17:30 < Interdisciplinary Technology Assessment session>
Japanese Perspectives on Molecular Robotics: Formulating Ethical Principles of Molecular Robotics (ver. 1.1)
Naoto Kawahara (Kyushu University)
On governing risks of emerging technologies: Exemplary cases and cautionary tales from synthetic biology
Kenneth Oye (MIT Political Science, USA)
Interdisciplinary technology assessment – practice and outlook for responsible molecular robotics
Stephan Lingner (EA European Academy of Technology and Innovation Assessment, Germany)
Closing Remarks

ランチョンセミナー

「分子ロボットは人類にとって敵か味方か?」
Luncheon Seminar “Is molecular robotics a friend or foe of the human being?”
10月11日(木) 12:00-13:30

*当ランチョンセミナーへのご参加には、CBI学会2018年次大会への参加登録が必要です。

 


CBI学会2018年次大会サイトもご覧ください。(English Site)

分子ロボットRRI原則および洞察ワークショップに関するフォローアップワークショップ(第6回分子ロボット倫理研究会)

分子ロボティクス分野は萌芽的な先端領域であるが故に、その領域が持つ倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal, and Social Implications: ELSI)を論じることは容易ではない。そこで欧州を中心に議論されている「責任ある研究・イノベーション(Responsible Research & Innovation: RRI)」の観点から、どのような状態が達成されれば分子ロボティクス分野におけるRRIが実現されるのかについて洞察ワークショップでは、過去にELSIについて検討を行った事例の検討と共有を基盤として、分子ロボティクスがどのような社会的インパクトを持ちうるかについて想像し、実際に研究開発に関わる研究者、政策担当者、ジャーナリストらと議論を行うことで論点抽出を行った2月のワークショップのフォローアップを行う。

「分子ロボットRRI原則および洞察ワークショップに関するフォローアップワークショップ(第7回分子ロボット倫理研究会)」
日時:2018年07月28日(土)10:00-14:00
場所:東京工業大学田町CIC 5F507
参加費:無料(事前の登録をお願いします)
ワークショップ世話人:
小長谷 明彦(東京工業大学)

講演会「分子ロボティクス:これまでの成果と創薬応用への可能性について」

***第394回CBI学会講演会のお知らせ***

現在、参加登録受付中です。
「分子ロボティクス:これまでの成果と創薬応用への可能性について」
日時: 2018年5月18日(金)13:30-17:30
場所: グランフロント大阪 ナレッジキャピタル(大阪市北区大深町3-1)
北館タワーC 9階 VisLab OSAKA
世話人: 小長谷明彦(東京工業大学)

参加登録・プログラム詳細はCBI学会講演会サイトをご覧ください

分子ロボットRRI洞察ワークショップ(第5回JST分子ロボット倫理研究会)

分子ロボティクス分野は萌芽的な先端領域であるが故に、その領域が持つ倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal, and Social Implications: ELSI)を論じることは容易ではない。そこで欧州を中心に議論されている「責任ある研究・イノベーション(Responsible Research & Innovation: RRI)」の観点から、どのような状態が達成されれば分子ロボティクス分野におけるRRIが実現されるのかについて洞察する。本ワークショップでは、過去にELSIについて検討を行った事例の検討と共有を基盤として、分子ロボティクスがどのような社会的インパクトを持ちうるかについて想像し、実際に研究開発に関わる研究者、政策担当者、ジャーナリストらと議論を行うことで論点抽出を行う。また、そこで得られた論点をインフォグラフィクスとして構造的に可視化し、今後の分子ロボティクスELSIガイドライン作成ならびにリアルタイムテクノロジーアセスメントを推進するための基礎資料とする。

「分子ロボットRRI洞察ワークショップ(第5回分子ロボット倫理研究会)」
日時:2018年02月18日(日)10:00-17:20
場所:東京工業大学田町CIC 1F国際会議室
参加費:無料(事前の登録をお願いします)
ワークショップ世話人:
小長谷 明彦(東京工業大学)
標葉 隆馬(成城大学)
吉澤 剛 (大阪大学)

<ワークショップ概要>

PART1:先行事例の共有

1.再生医療分野における学会としての取り組みについての共有
再生医療学会は学会としての指針作成、ナショナルコンソーシアムの形成、またリスクコミュニケーション活動や各種の声明を積極的に社会に発信するなどの活動を行っている。今後分子ロボティクス分野が拡大し、また医療応用が見えてきた将来においてコミュニティとしての発信がますます必要となった時に、再生医療学会の経験は参考になることが想定される。このような視点から再生医療学会における知見の共有を頂き、議論を行う。

2.人工知能学会倫理指針の含意と策定プロセスの知見を学ぶ
近年、国内外において人工知能におけるガバナンスや倫理の議論が行われている。多様なステイクホルダーを巻き込んだ議論のプロセスの設計や内容について共有いただき、今後のELSIガイドライン作成の参考とする。

3.科学技術行政の立場から見た先端萌芽領域のELSIとガバナンス
先端萌芽領域のガバナンスはどのように行い得るのかについて、科学技術行政の立場から見た場合の知見について講演を頂く。また分子ロボティクス領域が今後RRIを実現していく上で期待される事柄についての意見交換を行う。

4.分子ロボティクス分野に関するTAノートの共有
分子ロボティクス分野におけるELSI議論の内容とガイドライン作成の試みについて共有し、Part2における議論に必要な情報の共有を行う。

PART2:分子ロボティクスELSIワークショップ

後半では、Part1で共有した内容についてミニLesson Learning形式での議論を行う。議論は、チャタムハウスルールで行う。参加メンバーは2~3のテーブルに分かれ、各テーブルにはファシリテーターを配置する。
また、得られた議論の結果は、インフォグラフィクスの専門家による可視化・構造化を行い、今後の分子ロボ分野におけるELSI・RRIの議論のための基盤資料として活用する。

<当日スケジュール>

Part 1 (10時~ 12時50分)
10:00~10:05? ? イントロダクション
10:05~10:40  小長谷 明彦(東京工業大学)
「分子ロボットについての知見共有」
10:40~11:20  八代 嘉美(京都大学 iPS細胞研究所)・ 眞野恭輔(一般社団法人日本再生医療学会?事務局長)
「再生医療分野の取り組みについての知見共有」
休憩(10分)
11:30~12:10  江間 有沙(東京大学)
「IEEEにおける倫理指針取り組みについての知見共有」
12:10~12:50  菱山 豊(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)
「科学技術行政の視点についての知見共有」
昼休み(70分)
Part2  (14時~17時00分)
14:00~14:15  標葉 隆馬(成城大学)・吉澤剛(大阪大学)
「分子ロボティクスTAノートの共有」
14:15~15:15  ディスカッション①:分子ロボ分野の未来洞察
休憩(20分)
15:35~16:35  ディスカッション②:テーマ別議論
休憩(10分)
16:45~17:00  議論のまとめ

18:00ころより、田町周辺にて意見交換会(5000円程度(税込))を予定しております。

SICE分子ロボティクス研究会・第4回JST分子ロボット倫理研究会合同研究会

SICE分子ロボティクス研究会・第4回JST分子ロボット倫理研究会合同研究会開催のお知らせ

「分子ロボット制御理論の最新の話題と分子ロボット原則に関する意見交換」
開催期日 2018年1月19日(金)13:00- ・20日(土)9:00 – 16:00
開催場所 JR博多シティ会議室 9F中会議室
世話人  中茎隆(九工大)・塩塚政孝(九大)・小長谷明彦(東工大)
参加費  無料


関係サイト
計測自動制御学会調査研究会「分子ロボティクス研究会」
JST「人と情報のエコシステム」公式サイト(HITE)
分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創
情報技術・分子ロボティクスを対象とした議題共創のためのリアルタイム・テクノロジーアセスメントの構築
インタビュー「開発しながら協議する、生体分子ロボット」

開催趣旨

新学術領域研究分子ロボティクス(H24-H28)において,生体分子・材料を用いて創るロボット(分子ロボット)の研究が活発に行われてきました。
分子ロボットは,センサ,制御系,アクチュエータなどのメカトロニクス5要素を有する工学的なロボットの側面を持つ一方で,生物の細胞システムとの類似点も必然的に多い。
本研究会では,これまであまり接点のなかった「分子ロボット分野」と「システムバイオロジー分野」の研究者にお集まり頂き,活発な意見交換を行い,双方の研究分野のさらなる活性化への一助を目指すものである。

分子ロボットの研究が本格的に進む中で,分子ロボットの倫理についても真摯に取り組む必要性が高まっている,あるいは,そういった段階に至っている。
今回は,JST「分子ロボット倫理研究会」と共催することで,分子ロボット原則に関する意見交換も合わせて行い,分子ロボット技術の将来像を描くことを目指す。

プログラム

・1月19日(金)
13:30-14:10 小長谷明彦 (東京工業大学)
「分子ロボット研究の現状と倫理の必要性」

DNAや分子モーターなどの生体分子を用いてロボットを創るという研究は2012年に始まった新学術領域研究「分子ロボティクス」により大きく発展した。後継プロジェクトであるNEDO「人工筋肉プロジェクト」や科研費基盤研究では分子ロボットの医薬応用に踏み込む応用研究が始まっている。分子ロボットのような真に革新的な技術が社会に受容されるためには、技術発展だけでなく、その倫理面についても十分な議論と社会との対話が不可欠である。本講演では分子ロボットのこれまでの成果の概要に加え、2017年度より開始されたJST「分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創」の構想について述べる。

14:10-14:50 戎家 美紀 (理化学研究所 生命システム研究センター)
「人工遺伝子回路で発生現象を培養細胞上に再構成する」

私達は、哺乳類培養細胞上に人工的な遺伝子回路を作ることで、発生現象を再現しようとしています。実際に作ることでこれまでの仮説を検証したり新たな発見を狙っています。具体的には、自発的な細胞分化、細胞パターン形成、同調振動、組織の変形などの再構成に挑戦しており、そういった取り組みを紹介します。

14:50-15:00 休憩

15:00-15:40 藤本 健造(北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス系)
「光架橋能を有するDNAを用いた分子ロボティクス的回路の可能性」

分子ロボティクスの基盤となっているDNAナノ技術 の中でも、光架橋能を有するDNAを用いることで、今までにない各種操作(鎖交換の高速化、天然には存在しないDNA構造構築など)が可能となっている。最近では、可視光域の波長で光架橋できる様になったり、細胞の中でも光架橋操作ができる様になるなど、用途範囲も広がってきている。本発表では、こういった最新の研究成果を紹介した上で、光架橋能を有するDNAを用いた分子ロボティクス的回路の可能性について議論したい。

15:40-16:20 関 新之助(電気通信大学 大学院情報理工学研究科)
Turing Completeness of RNA Cotranscriptional Folding

Cotranscriptional folding refers to a phenomenon in which an RNA sequence is folded upon itself while being synthesized (transcribed). This phenomenon has turned out to play an important role in self-assembly of shapes of RNAs, whose functions are mostly driven by shape. Geary, Rothemund, and Andersen have recently demonstrated an architecture of a template DNA whose RNA transcript highly likely folds into a prescribed rectangular shape at life-compatible temperature.

Using oritatami system, a novel computational model of cotranscriptional folding, we will demonstrate in this presentation how one can program cotranscriptional folding to perform an arbitrary computation by implementing an oritatami system that simulates a universal Turing machine. This provides us with an architecture of a template sequence of abstract molecules that performs a program stored in a molecule in an interpretable format. In this sense, this is a molecular stored-program computer.
This is a joint work with Cody Geary, Pierre-Etienne Meunier, and Nicolas Schabanel.

16:20-16:50 総合討論

17:30-19:30 懇親会 税込み5000円(飲み物別)

・1月20日(土)
10:00-10:40 八代 嘉美 (京都大学 iPS細胞研究所)
「社会との協調に向けた日本再生医療学会の取り組みについて」

再生医療は疾患などで失われた組織・細胞の機能を、体外で培養するなどした細胞を人工材料などと組み合わせて回復させる治療法である。これまでにない新たな治療法であるため、社会から大きな期待を受けている。一方、そうした期待を利用し、必ずしも十分な科学的根拠を持たない行為が行われ、患者が危険にさらされる可能性も少なくない。本報告では日本再生医療学会で実施している社会に対する取り組みを紹介し、アカデミアが社会に対して果たすべき責任のありかたについて考える一助としたい。

10:40-11:20 山村 雅幸 (東京工業大学 情報理工学院)
「iGEM報告および合成生物学倫理の話題」

2017年11月に開催されたiGEM2017の参加報告を行う。全世界から300チーム以上が集まった競技の結果と同時に、iGEMに併設されるワークショップや今後の動向についても紹介する。医療・産業応用志向のプロジェクト群が充実し、研究としてみてもハイレベルな結果が出ている。反面、知財や倫理関係の見当が甘い状況が続いている。実例として、東工大TokyoTechチームの活動について紹介する。また、合成生物学に代表される新しい遺伝子組換え技術の規制や標準化等の考え方についての国際的な議論についても紹介する。

11:20-12:00 花井 泰三 (九州大学)
「合成生物学による大腸菌とシアノバクテリアを用いた物質生産」

生体分子ネットワークを「眺めて解析する生物学」から、「創って解析する・利用する生物学」を目指し、2000年頃から米国で合成生物学(synthetic biology)という研究が行われている。サイエンスの面では、同定済みの相互作用する生体分子を組み合わせた人工遺伝子回路(artificial genetic circuit)を設計して、発振回路などの特定の生体内現象を再現させようとする試みがなされている。また、エンジニアリングの面では、別の生物由来の酵素遺伝子を複数組み合わせた合成代謝経路(synthetic metabolic pathway)を設計し、その生物が本来生産できない物質を大量生産させる試みが行われている。本発表では、我々の研究例をもとに、このような合成生物学に基づいた微生物(大腸菌およびシアノバクテリア)による物質生産の研究を紹介したい。

12:00-13:00 昼食

13:00-13:40 仲 隆(九州産業大学)
「細胞内シグナル伝達系の制御ネットワークによる定式化とそれを用いた制御特性の解析」

細胞の制御システムとして知られている細胞内シグナル伝達系は非線形システムであるため系統的網羅的な解析を可能にする理論が確立されていない。本講演では、酵素の活性化・不活性化のサイクル反応系を要素とし、それらが相互に制御し合う制御ネットワークによりシグナル伝達系を定式化し、系の制御特性を系統的網羅的に解析する手法を紹介する。さらに、その手法を2~4種の酵素から構成されるシグナル伝達系に適用し、反応系の制御構造と反応飽和度などのパラメータ値が、系の双安定性に及ぼす影響を解析した結果を紹介する。

13:40-14:20 中茎 隆 (九州工業大学)
「分子ロボットのための制御理論の構築を目指して」

本発表では,DNA鎖置換反応を基本演算要素とし,それらの組み合わせによって創られる回路(DNA回路)と分子ロボットへの応用に関して,発表者の研究成果も交えながら概説する。小規模なDNA回路に関しては,実験も含めた多数の成功例が報告されているが,組み合わせ回路による中・大規模DNA回路の実現には解決すべき問題が多い。本発表では,DNA回路が持つモジュール性と非線形性に起因する理論上および実装上の問題点を述べ,その解決方法について議論する。DNA回路は,DNA鎖の化学反応の連鎖系であり,シグナル分子の結合・解離反応という観点から,細胞内シグナル伝達系の動作原理と本質的に同じと考えられる。DNA回路の設計問題から見えてくるシグナル伝達系の動作原理について考察を与える。

14:20-14:30 休憩

14:30-15:10 河原 直人 (九州大学ARO次世代医療センター)
「分子ロボット技術に関する倫理綱領」

当研究会では、分子ロボット技術に関する倫理綱領の確立を目指して、1)生命・医療倫理の倫理的枠組み、2)技術者倫理、あるいは、専門職としての行動規範に係る倫理的枠組み、3)エマージング・テクノロジー(合成生物学を含む)に関する倫理的枠組み、4)その他、ナノテクノロジー、ロボティクス等の関連分野における倫理的枠組み、5)国内外の関連学協会の倫理綱領の実例から検討が重ねられてきた。
今回は、これまでの研究会で提起された論点をふまえ、「分子ロボット技術」ならではの倫理的要件について考察するとともに、当該技術分野の倫理綱領の試案を示しながら、その確立に向けた討議を展開することができればと考えている。

15:10-16:00 分子ロボット原則グループ討議(17:00まで部屋は借りてあります)

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